トラックバックURL: | http://jemi.s5.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/48 |
1-9. Mato Pato / Kitty Winter Gipsy Nova from "Feel It"
Kitty Winter Gipsy Nova、初めてその存在を知ったのは独コンポストレコーズからリリースされている名コンピレーション、Glucklichがきっかけでした。Glucklichは70年代のヨーロピアンジャズ/フュージョン作品を詰め込んだ素晴らしいコンピレーションです。
中でもMato Patoのインパクトは強かった。30年近く前の音なのに少しも古さを感じない。そのことにまず驚かされました。ポップミュージック(とあえて言わせてもらう)の良い所が凝縮されたような曲。最初から最後までダレるとこはなし。
初めて聴いてイッパツでこの曲が大好きになった、と言う人も少なくないはずです。なんというか、すごい曲です。ちょっとおかしいです。ここまで褒めちぎってると未聴の方が聴いてみたとき、少し拍子抜けするかもしれませんけど(^^;
初めて聴いたときのインパクトがまだ忘れられません。これまで色々な音楽を聴いてきたつもりですが、これほどの魅力を持った曲は滅多にないと思います。とにかく、聴いて判断してほしい。クラブジャズに少なからず興味を持っている方なら必ず気に入るはず。
試聴はこちらからどうぞ。
Mato Pato以外の曲もすごく良いですよ!New Morning、Song for Paulなどがオススメ!
(04.02.18 - 追記)
キティ・ウィンター・ジプシー・ノヴァ、"The Gipsy Album"というタイトルのアルバムを98年をリリースしています(正確には国内盤が98年、オリジナル盤は97年)。こちらは、より民族音楽の要素を強く押し出したフュージョンです。往年のジプシーノヴァ節というか、キティー・ウィンター節は変わらず。"Feel It"よりも幾分、大人っぽい雰囲気を味わうことができます。もちろんスキャットも健在です。
聴き所は7トラック〜11トラックのザビヌロジーと銘打った、ウェザーリポート、ジョー・ザビヌル作の楽曲のカバー郡。国内盤解説にはそちらのほうに焦点が当てられています。カバーにはジョー・ザビヌル本人もゲストで参加していることもあり、どちらかといえばウェザーリポートファン向けのアルバムといった印象です。
http://216.218.192.139/classic/kako/988/988206760.html
↑このスレッドの176番を見ると、どうも今ではレアなアルバムになっているようで。買っといて良かった(^^;