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3-1. O Ronco da cuia / Maria Joao Quintet from "Conversa"
ここからまた新しいコレクション。以降の13曲は少しハードでアヴァンギャルドな印象を与える作品が主です。今までのコレクションと比べると重めです。
Conversaはマリア・ジョアン・クインテットの1986年、3枚目のアルバムです。O Ronco da cuiaはジョアン・ボスコ、「クイーカの唸り」のカバー曲。ここでチョットだけ試聴できます。でもワカリマセンね、これじゃぜんぜん(^^;
ちなみに、原曲に近い雰囲気だと思われる「クイーカの唸り」の試聴はここです。
まだジョアン・ボスコの原曲は聴いたことがないのですが、後者の試聴に近いものだとすると、このカバーはハッキリ言って別の曲のような感じです。メロディーラインも符割と詞が同じだけで他はまるで違います。正直、原曲よりアグレッシブでファンキー、そしてソウルフル、だと思います。
カバー曲というと原曲のメロディーラインを忠実になぞってアレンジが若干その時代に即しているものが大半です。こういった当たり前のカバーを聴くと、おれははっきり言って辟易します。そういう意味ではこのマリア・ジョアン・クインテットのカバーは、原曲を独創性に溢れた新しい解釈のもとに作られた、出来の良いカバーだと言えるでしょう。
また、メロディの合間に入る彼女の掛け声やシャウトの間がすごく絶妙でカッコイイ。これは他のボーカルにはちょっと真似できそうにない程のカッコ良さです。
是非、CDショップへ行ってこのアルバムを見かけたら購入してみてください。