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エネルギーの空中採取可能? 電磁波蓄える夢の宝箱開発@asahi.com1カ所にとどめておくことが難しかった電磁波や光を穴あきの立方体の中に閉じ込める夢の技術を信州大と大阪大、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)の共同研究グループが開発した。
ななな、なんだ?これは?
この「夢の宝箱」、光を蓄える「光池」や空中の電磁波を蓄え電源に利用するだとか、本当に夢のようなことが現実になる魔法の箱だそうです。
そもそも、光を蓄えるという理論がおれにはワカリマセン。夜光塗料のようなものなのでしょうか。
(そういえば夜光塗料が何故光るのかもワカリマセン)
ちなみに、この箱の内部に電磁波がとどまる時間は、1千万分の1秒。今後、この時間を長くできれば、前述の「光池」等にも応用することが可能だそうです。
2003年12月10日に報じられた光子(フォトン)を完全に停止させることに成功@Wired Newsとの関連も気になるところです。
学生の頃、ダイヤモンドが何故キラっと一瞬光るのかを、説明してくれた先生がおりました。なんでも、ダイヤモンドのカット面から進入した光が、内部で反射を繰り返し、適当なところで別の面から出て行くからだそうです。理論的には、光の進入だけを許し、内部で永遠に反射を繰り返すカッティングを施せば、光を留めておくことは可能だそうです。最終的に、中でエネルギーが増幅し、爆発する、ともおっしゃっていましたが。
この話は納得できるものがありますが、一方の「魔法の箱」については、まったくワケがワカリマセン。箱の中で、反射も透過もしなくなり、電磁波は留まりつづけたというのですから。
もしかすると、将来、電灯がなくなるかもしれないですね。
最後に、すでに常識かもしれないマメ知識。光とは目に見える電磁波のことです。
電磁波は(シュレディンガーの猫でおなじみ、シュレディンガーによれば)波です。波といっても水を媒介して伝わるようなものとはまた性質がちがうようです。昔はエーテルが光を媒介するという考え方があったそうですが、マイケルソン・モーレーの実験により否定されました。
では、「魔法の箱」が留める「電磁波」って何なのでしょう。何らかのエネルギーだということは間違いなさそうです。この箱で光を捕らえて細かく分析(観測)するようなことも可能になるのでしょうか。