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6-1. Love Has Put a Spell On Me / Kiss of Life from "Reaching For The Sun"
Love has put a spell on meの邦題は「恋までまてない」です。何をどうしたらこんな訳になるのかよくわかりません。「恋がワタシに魔法をかけた」って直訳したほうがずっと意味が伝わるし、詩的で良いと思うんですがねえ。
Kiss of lifeはプロデューサー兼キーボードのマイク・ベンと、ボーカルのヴィクトリア・マックスウェル(1993年当時)からなる2人組のデュオです。1stアルバムはポール・ウェラーやガリアーノのギタリスト、ギャビン・ウッズが参加したことで一部で話題になりました。なったのかな? 実はよく知らないのです。
Love has〜は1stアルバムを飾る第1曲目。ポップでノリのいい佳作です。マイク・ベンのエレピにからむ、ギャビン・ウッズの軽快なギターカッティングが気持ち良い。
この曲で注目すべきは、その巧みな編曲技術にあるのではないでしょうか。非常にバランスのとれたアレンジです。キーボードがギターを引き立て、地味ながらいい仕事をしているベースが、全体をしっかりと支えているといった印象。密度が濃すぎず、薄すぎず、無駄がなくて、さりげない。こういう編曲にはかなり憧れます。
アルバムのその他の曲も水準以上で、今聴いても違和感は感じられません。しかし、冒頭の曲が目立ちすぎて、後は尻すぼみかな〜というのが、正直な感想です。
よくわからん曲の傾向早見チャート(10点満点) | ||
編曲の巧み度 | ![]() | 10 |
ポップ度 | ![]() | 8 |
Rhodes度 | ![]() | 5 |
ジャズ度 | ![]() | 3 |