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火星探査車を支えるOSとハードウェア@HOTWIRED Japan米ウインドリバー・システムズ社(本社カリフォルニア州アラメダ)のエンジニア、マイク・デリマン氏は、「市販ソフトウェアを使う利点は、ソフトがよく知られ、広く使われていることだ」と語る。同社は、火星探査車に搭載されたオペレーティング・システム(OS)『VxWORKS』を開発した。「このOSは世界中で多数の機器に採用されている」
本文中ではWindowsとUNIXに比べての優位性が語られていますけど、簡単に比較はできないでしょう。まず、目的意識が違う。それに、VxWORKSは恐らく、先の2つのOSよりも単純なはず……
http://www.windriver.com/products/vxworks5/index.html
……と思って資料↑を見てみました。POSIX準拠、プリエンプティブマルチタスクなOSなんですね。イメージ的にはDOSくらい単純なものかと思ったら、意外に複雑ではないか(^^;
エンジニアたちは、打ち上げ前の実験で問題を把握できた可能性があると認めたものの、修正を行なっていれば、ただでさえ厳しかったプログラム開発スケジュールにさらに遅れが出ただろうと話している。
もし、スピリットにWindowsが搭載されていたらゾっとしませんね。あの交信断絶事故で、彼はスペースデブリ(宇宙ゴミ)ならぬ、マーズデブリとなっていたことでしょう。
そして、最後にリーブズ氏の以下のひとこと。
「探査車のメモリを使い果たしたことは、非常に深刻なエラーだと考えている。しかし、ソフトウェアはわれわれが期待した通りに動いた」とリーブズ氏は語った。
やっぱりこれって言い訳、もしくは責任転嫁?