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Japan Music Blog 祝50blogs突破!記念企画 第8弾/the encounter扉を開けた一枚@jm's my taste
またもや、JMさんの企画にトラックバック。
扉を開けるほどのインパクトのあったアルバム、というと、Holger Czukay(ホルガー・シューカイ)のRome Remains Romeです。おすすめ音楽!の7-4でもちらっと紹介しています。多分、10数年前だったと思いますが、ラジオでホルガー・シューカイのペルシアン・ラブがかかりました。それがもう、今まで聴いたことの無かった音楽で、すごく印象的だったことを覚えています。
しかし、ペルシアン・ラブの収録されたアルバム、"Movies"は廃盤だったらしく、いくら探しても見つからない。しょうがないので一番に目に付いたシューカイのアルバム、"Rome Remains Rome"を手にとりました(実際には"Der Osten Ist Rot"とのカップリング盤です)。彼のコラージュ音楽は時代を超越しており、非常に耳に新鮮でした。以降、シューカイのことを調べるうちにCANという古いジャーマンロックバンドのベーシストであったことを知ります。
ですが、CANにはそれほど感銘は受けず、CANのメンバーのソロ作、参加作のファンになりました。Irmin Schmidt(イルミン・シュミット)、Michael Karoli(マイケル・カローリ)、Damo Suzuki(ダモ鈴木)、Dunkelziffer(ドンクルツイッファー)、彼らのアルバムの一部は今でも愛聴しています。
次に派生するのは、ドイツのレゲエ/ダブユニットのVision(ヴィジョン)や、Jah Wobble(ジャー・ウォブル)、Brian Eno(ブライアン・イーノ)、そしてPublic Image Limited(パブリック・イメージ・リミテッド)です。それから、ジャズ・フュージョンや、ロックに加え、テクノにも興味が出てきます。ドイツという国に特別な意識があったため、まず目にとまったのが、Atari Teenage Riot(アタリ・ティーンエイジ・ライオット)。そこからデジタルハードコアを聴くようになり、Shizuo(シヅオ)、EC8OR(イーケイター)を経て、耳が疲れてきたためか、クラブジャズ方面へ傾きます。(なぜかクラフトワークには目が行かなかったようです(^^;)
そこでドイツ繋がりでJazzanovaを知り、自然の成り行きでKyoto Jazz M
assive(キョート・ジャズ・マッシブ)、Les Gammas(ル・ガンマ)、Syrup(シロップ)などのCompost Records(コンポストレコーズ)のアーティストを追いかけました。その後は、70年代風の音楽にのめりこんで現在に至ります。
扉を開けたのはラジオから流れたホルガー・シューカイのペルシアン・ラブですが、ここまで音楽が好きになったのはプリンスの存在が大きいです。幸いにも彼がサイドワークの多いアーティストだったため、プロデューサーや、ゲストミュージシャンのクレジットにも目が行くようになりました。アーティスト同士のつながりを重視して音楽を聴くようになったのは、本当にプリンスのおかげでしたね。
余談ですが、現在は10数年前と逆で、"Rome Remains Rome"が廃盤となり、"Movies"が再発盤として入手できます。時代も移り変わった。
そして、こちらにはホルガー・シューカイの興味深いインタビュー記事がのっています。
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