サタケ家

死刑台のエレベータ

古い映画だけど、なかなか面白かった。 しかし、なーんか、事件が起こってるくせにのんびりしていて、今の映画を見慣れているとかなり緊張感がないように感じる。

この映画のことをベタ褒めする人も多いが、マイルスがラッシュフィルムを観ながら即興で音楽を付けた、などという裏話も手伝って、かなり神格化されているのではなかろうか、などと思ってしまうのであった。

もっとスピーディな展開が欲しい、なんていうのはこの時代の映画では贅沢なことなのかな。おれの許容範囲内の古いサスペンス映画というと、カラーになったヒッチコックの作品あたりが限界かもしれない。ロープや、裏窓なんかね。

サイコですら、たるく感じたもので。

P.S.
あのバカップルには是非死んで欲しかった。いつの世も、まったく近頃の若者は……というセリフがまかり通るが、あれは限度超えたバカぶりだ、氏ね！