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音楽配信メモより
昨日、「選択肢を保護しよう!! 著作権法改正でCDの輸入が規制される? 実態を知るためのシンポジウム」がロフトプラスワンで開催されました。生放送されるストリーミングを聞こうと思っていたんですが、部屋の掃除に夢中になり、すっかり忘れてました(汗
しかし、こういうときにネットは便利です。その音声ファイルをダウンロードして聞くことができます。ファイルはミラーリング、再配布推奨とのことなので、ウチの自宅サーバにもアップしておきます。
あの悪辣極まりない輸入権について見識を深めたい方は是非、ファイルのダウンロードをお願いします。
→音声ファイル(mp3/64Kbps/約73MB)
→音声ファイル(RealAudio/16Kbps/約19MB)
→動画ファイル(wmv/300Kbps/約414MB)
→動画ファイル(wmv/200Kbps/約229MB)
→動画ファイル(wmv/56Kbps/約59MB)
Windows、IEの方は右クリックで、対象をファイルに保存、してください。その他のOS、ブラウザの方もそれぞれの方法で、ダウンロードしてください。
CCfA - MUSIC NEWSさんが、音声のテキスト起こしをしていらっしゃいます。聴きづらい音声も多々ありますので、非常に参考になります(特に参考になるのがスティーヴ・マックルーア氏の個所(笑) 現在、テキストはリアルタイムで完成度上昇中。お疲れ様です)。
そして、ダウンロードされた方はできれば再配布をお願いします。こちらの回線もあまり太くないので(^^;
関連リンク:
CD輸入権問題シンポジウム関連リンク@テレビ見ようよ!(仮)
とてもヘヴィなリンク集です。
そして、昨日、放送されたJ-WAVE「Jam the world」のコーナー「15minutes」で輸入権問題が取り上げられました。ゲストは、シンポジウムのパネラーでもあった高橋健太郎氏。
5/6J-WAVE ”JAM THE WORLD”での【著作権法改正と輸入CDの規制について@facethemusic
↑こちらで放送内容のテキスト起こしが完成しています。お疲れ様でした。
<高橋>
例えば文化庁がどのように説明しているかというと、将来日本で国内発売される可能性があるものも規制の対象になる、と言っているんですね。だから、まだ発売してなくても「3ヵ月後位に発売するかももしれないからこれは輸入禁止だよ」と言えば入ってこないわけです。国内盤出るまで。<内田>
その判断を決める人というのは、素朴な疑問で申し訳ないんですけれども、誰なんですか?<高橋>
それは親会社というか、ライセンスの権利を日本のレコード会社に与える外国のレコード会社ですね。
中でも一番気になったのがコレです。おれの大好きなレーベル、例えば、Compost、Sonar KollectivはSMEと国内盤のライセンス契約をしているので、両レーベルがこの輸入権を行使したら、どちらの国内盤の出ていないシングル・アルバムは日本には入ってこないことになります。これはかなりのオオゴトだ。
クラブDJも困るよ!J-WAVE:JAM The Worldの放送内容@OTO-NETA
OTO-NETAさんでは、輸入権でどのような問題が起こるかを、わかりやすい表にまとめていらっしゃいます。
輸入盤CD規制に関するシンポジウムのメモ
↑こちらでは、シンポジウムの内容を要約していらっしゃいます。気になった個所を抜き出してみました。
>バラカン氏
(余談)アジア盤買う人なんて、その歌い手の日本盤は全部持ってそうだよね。ブートを買う人なんて、そのバンドの正規盤は全部持ってるよね。
その通りですね。シングルは制覇していないにしても、ブートがリリースされた時点で市場に出ているアルバムは全部持っている人が大半のはず。
ブートは違法だから、「アルバム全部持ってます」は免罪符になりませんが、輸入CDは合法です。なんのための規制だか本当にわからない。そのアーティストのディープなファンは国内盤も輸入盤も、買っちゃうもんです。そういう権利すら剥奪しようとするなんて許せない。頭悪すぎ。
>質問
ほんとに日本盤が出ない輸入盤は入ってくるのか? 個人輸入はほんとに大丈夫なのか?>バラカン氏
タイトルごとで判別はむずかしいから、レーベル単位で輸入禁止となる、と思った方が無難。>質問
法案に賛成してる人って、このリスクについては何も言ってないのか?>不明(高橋氏?)
吉川氏はアナログレコードについてはタイトルが同じならば日本盤が出れば輸入ものは入ってこなくなる。と言ってる。>川内議員
とにかく「情を知って」という法律用語に基づき、「外国でプレスされた」という情報を知っていれば、
それを日本に入れて商売するのに大変リスクが伴う、ということとなる。この法案が通れば輸入盤は減る。刑事罰を伴う法律だから、つかまることになるわけで、訴えられないよう、危ない橋は渡らない、という方向に輸入業者も向うはずだ。日本盤が出てようが出てまいが、関係ない。>バラカン氏
インディー盤は関係ない。
ただ、立法されたらどういう波及がでるのか判らない。だから止めるしかない。
現実にコレが起こったらたまらない。正直、おれは日本盤の出ていない輸入CDのほうが国内盤CDの量を上回るのです。自由に音楽を聴けなくしてどうするつもりだ。戦時中の軍国主義か、はたまたナチスか!? いまさら音楽鎖国してどうすんの、偉いおバカちゃんたちは???
消費者には買う権利と買わない権利があるからこそ、自由競争が生まれて市場が活性化するというのに、ハナから選択権を狭められたら、買わない人は本当に買わなくなる。ますますCDは売れなくなると思いますよ。
関連エントリー:
輸入盤が買えなくなる!?
結局、おれが5ヶ月前に感情のまま書いた、このエントリーでの危惧が問題になっています。
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