トラックバックURL: | http://jemi.s5.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/257 |
ちょっと出遅れた話題ですが……。
質量ともにまだまだ 日本のネットラジオ@Mainichi INTERACTIVEインターネットの楽しみの一つに「ネットラジオ」がある。ブロードバンドの普及により、音声ストリーミングがごく手軽に楽しめる環境も整ってきている。だが、人気の高いハワイ音楽FM局やニュースなど10チャンネル以上を流す英BBCといった海外局の充実ぶりが目立つ一方で、全面的なライブ放送をしている日本のラジオ局は皆無に等しい。ラジオ局に聞くと音楽の権利関係などに“高い壁”があることが見えてくる。
音楽の著作権というのは、本当にめんどくさいものです。自分のようにブログで音楽を紹介していると、どうしてもその曲をフルコーラス聴かせてあげたいのですが、それは今の状況では合法的には無理。
ネット配信については、一般に利用できるようサーバーにCD音源を置く送信可能化権の保護規定などにより、隣接権者からの許諾も必要になる。しかし、隣接権はレコード会社、事務所、アーティスト個人など多種多様な形態で保有されているのが実情で、JASRACのように一括して交渉窓口になる管理団体も存在していない。このため、ニッポン放送のように個別交渉するほかに方法はない。
うー、めんどくさ! おすすめ音楽を配信したい本人とっては、この曲いいよ!ってポータブルCDプレイヤーのヘッドフォンを友達に渡す行為そのものなんですけどね。配信する対象が不特定多数だし、不正コピーの温床にもなり得るから、権利的に危険だというのはもっともな意見だと思いますが……。
実際に、PeerCastやSHOUTcast等でいつでも配信はできます。が、違法に配信して後ろめたさを感じるよりも、やはり気持ちよく合法的に配信したい。別に配信したことに対してカネを儲けようとは思っていないのです。ただ、自分が良いと思う音源をみんなにもおすそ分けしてあげたい。そして、それをきっかけにCDを手に入れて欲しいだけなのです。気持ちは無償の宣伝行為にも等しい。
MP3などの圧縮フォーマットにしても低いビットレートならば、非営利目的に限り、フルコーラス配信してもオッケーなんていう太っ腹な法律できたらいいのに。曲の雰囲気を知ってもらって、「CD買いました!」とかメッセージを頂くと、おすすめした本人も幸せになれます。
逆輸入盤の還流禁止なんていう法律を作って、低迷している音楽メディアの売上げを伸ばそうと画策するより、個人が不特定多数に対して、音楽を広める権利をもっと真剣に考えたほうが、CDの売上げに一役買う気がするのは、おれだけでしょうか。
もうこんな時代なんだから、コピー禁止だのなんだのっていうよりも、規制緩和するほうが得策だと思います。どっちにしろ諸刃の剣なのは間違いないですが、規制で個人の権利をがんじがらめにするよりもよっぽど気持ちがいい。
なんて、偉い人は思わないんだろうなーw
著作権以外にも課題は残る。分かりやすいところでは、スポンサーの問題だ。ラジオと同じコマーシャルを流しても収入にならないどころか、地域限定のセールなどの情報では却って不都合だ。オールナイトニッポンの放送ではコマーシャルもカットしているし、ネットではないが、CSの「スカイパーフェクTV!」で全国放送しているJ-WAVEも同様の措置を取っている。
地方限定はさすがに無理だろうけど、全国区の広告を挿入すればネットラジオにもスポンサーは集まりそうではあります。でも、これは素人考えだし、そう簡単にはいかないか。
boot camp
boot camps
teen boot camp