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新宿タワーレコードで試聴してホレたので買ってしまったんですが……たまにないですか? 家でジックリ聴いたらあ、あれ?あれあれ???ってこと。
いや、このライブ盤はすごく良いと思います。オルガンもギターもいい音させてるし、Byron Morris & UnityのKitty Beyが好きなら、気に入るはずです。おれもByron Morrisを彷彿して、おおーと思いました。でも、何時間か前に試聴したときよりも、家に帰ってジックリ聴いている今のほうが衝撃度薄いのです。
うーん、これだったら、ソナーコレクティブの東ドイツジャズのコンピ買ったほうが気分的には得だったかなあ、なんて考えてしまったりして。しかし、後ろ向きはイケナイ。良いところ見つけなくては。
正直、1トラック目のSagg Shootin' His Arrowなんてかなりのカッコよさですよ。深夜だし、あまり大きな音で聴いてないから音圧が足りないのかもしれないですね。ジャズに絡むロックっぽいギターの音が最高です。適度に音の歪んだギターは疾走感のある曲との相性バッチリ。テンション高め。(でもちょっと演奏が長すぎるか。コンパクトに半分くらいにまとめられてたらもっと最高だったかもしれません)
画像クリックして、是非、試聴してみてください。音は大き目にしておいたほうが、絶対にカッコよく耳に馴染むはずです。
ところで、今回、タワーで買ったのはノーカットバージョンのようです。
http://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=232210LPで出た当時はカットされていた部分が1、4、6曲目(ちなみにビースティ・ボーイズが使ったのは4曲目)で実際に演奏された通りに復元されている。カットされたバージョンを聞いたことがないので断言はできないが、「復活」は聞く側にとっては余計なお世話だったんじゃないかと想像される。ちなみに今回でたバージョンはオリジナルと比べて5分くらい長くなっているようだ。そりゃ5分も長くなりゃねえ。
上記のサイトも似たような感想が述べられていました。おれもエディット版が聴きたいです。画像のリンク先の商品は、曲数が違うことから、これは恐らくエディット版であり、5分程度にまとめられていると思われます。くそーー。(あー面白いこと思いついた。自分がココまでが最高だ! と思うところでフェードアウトさせ、後にエディット版と比べてみるという企画。いいかもしんない)
ジミー・スミスのディープなファンはこのノーカット版はよだれモノでしょう。自分もプリンスの音楽にかなり入れ込んでいたころ、12インチシングルなどの、通常のアルバムバージョンよりも長めなエクステンドバージョンが、すごく魅力的に聴こえた時期がありました。しかし、最近、冷静になって聴いてみると、それがかなり冗長に思えたのです。あの頃の熱病からさめたような感じ。
Let's Go Crazyのロングバージョンも最後のギターソロの前に挿入されたフレーズ(アルバムバージョンをオリジナルとした場合です)は個人的には要らないと思うし、She Spoke 2 Me(Extend)でさえ、追加された後半のジャズ部分はどうにも甘っちょろい演奏で物足りない。だったら初めから無かったほうがいい! これは完全に好みの問題ですね。聴き方が昔とは変わってきたのでしょう。
年を取ると何事も程々が良くなってくるのかなあ(^^;