トラックバックURL: | http://jemi.s5.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/327 |
西の空に見えはじめたニート彗星@AstroArts国立天文台アストロ・トピックス(6)でも紹介した彗星ラッシュの中では本命と思われていたニート彗星(C/2001 Q4)が、日没後の西の空にみえはじめてきました。5日の夕方には、国立天文台岡山天体物理観測所の50センチメートル望遠鏡によって観測が行われ、彗星核から吹き出すジェットによる構造を捉えることに成功しました。
彗星といえば、思い浮かぶのはハレーなんですが、子供のころ、見たような見ないような記憶が残ってます。1986年の76年後は2062年なので、おれは次回の接近時に見られるかどうかは微妙なところ(^^;
彗星にはハレーではない彗星もあるわけで、今大接近しているのがこのニートと呼ばれる彗星だそうです。はじめて聞いた名前だ。というのも当然で、比較的新しく発見された彗星だそうです。2001年8月24日にアメリカのジェット推進研究所のNEAT(Near-Earth-Asteroid Tracking Team:地球に近づく小惑星を追跡するチーム)が発見。ニート彗星という名前は多いので、「2001 Q4」(2001年8月後半の4番目に発見)というコードが与えられています。
このニート彗星、発見から今まで、北半球では観測できない位置にあったそうです。5月初旬〜5月中旬がよく見える時期だそうな。